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WORKING PEOPLE なかなか聞けない仕事のホンネ。人生の先輩達に聞いてみました。 今回お話を伺った職業は・・・採用・インターンシップ研修担当

 

お仕事内容を
教えて下さい。

この職種に就かれた
きっかけは?

現在に至るまでの
ステップを
教えて下さい。

今までで一番
思い出に残って
いることは?

やりがいを
感じるところは?

「正直ここがツライ!」
というところは?

ある意味「人を見るプロ」だと思いますが、普段
人を見るときにどのような点に目がいきますか?

ストレス解消や
気分転換には
何をしますか?

この職種に
必要と思われる
要素は?

仕事のために普段から心掛けていることは?

今後の目標を
教えて下さい。

今の若者へ
一言アドバイスを
お願いします。

お仕事内容を教えて下さい。
主に採用業務全般と、職場見学やインターンシップ、講演活動等の人材育成に関わる業務を担当しています。採用業務では、セミナーや説明会の開催から応募者の選考までを行っており、新入社員研修のコ-ディネートにも関わっています。また、職場訪問やインターンシップでは、現在年間で約150名を受け入れており、中学生から大学生までとその年齢も幅広く、海外からの留学生もいます。これらの業務以外に、小学生向けの授業展開や一般事務などが加わります。
この職種に就かれたきっかけは?
私はどちらかというとサバサバした性格と自覚していますが、学生時代は運動部でマネージャーを務めながら「いつも気配りのできる女性でありたい」と感じていました。そのため、将来は女性らしさを活かせるような仕事に就きたいという思いがどこかでありました。また、もともと接客の仕事が好きでしたので、長期的にお客様との関係を育んでいけるようなスタイルの仕事にも憧れを持っていました。そんな私が大学時代に就職活動を始めた頃、たまたま受講していたセミナーでトヨタの説明会があり、そこで自動車業界には「ショールームスタッフ」という女性ならではの仕事があるということを初めて知りました。男性の多い業界で女性らしさを生かしつつ接客ができる仕事ということで「あ、これだ!」と思いました。そうして「ショールームスタッフ」を希望して応募をしたのですが、入社後配属となったのは総務部でした。
現在に至るまでのステップを教えて下さい。
最初に配属となった総務部では、人事考課・勤怠管理といった労務関係から備品発注・オフィス管理といった総務関係まで、幅広い業務内容ではありましたが、どちらかというと裏方の仕事がほとんどでした。その事務業務の傍ら、採用に関する業務を上司のアシスト的な形で始めました。そうして3年ほど経った頃、営業本部への移動が決まり、採用業務をメインに任されることになりました。また、当時の上司が社内教育に関する業務を担当していたことから、それらの業務が統合してインターンシップの導入なども始まりました。やはり昨今は、社会貢献(CSR)の一環としての活動に対するニーズも高く、人材育成に関するものへのウェイトが年々大きくなっていると思います。
今までで一番思い出に残っていることは?
昨年の2月に、インターンシップとしてインドネシアからの留学生を9名受け入れた時のことです。参加する学生は片言の日本語しか喋れず、彼らの得意な英語を私はほとんど喋れずといった状況で、5日間のプログラムを組むことになりました。当然研修にあたっては不安も大きかったのですが、それ以上に私が彼らから学んだ事のほうが大きかったように思います。コミュニケ-ションにおいて言葉というのはもちろん大事なのですが、相手に話しかけるときの表情やタイミング、握手や肩をたたくといった言葉以外のコミュニケーション、そして何よりも『心』が大切であることを教えられました。最後に行った発表会では、お互いに涙を流しながら絆を深めることができました。コミュニケ-ションの本質について改めて考えさせられた貴重な経験でした。
やりがいを感じるところは?
若者の皆さんの成長のプロセスに立ち会えることです。彼らが変化していく過程を間近で感じながら、その時間を共有できることが一番嬉しいですね。最初のうちは、進め方ばかりに意識が向いてどうしたらいいか分からず、泣きながら進めているという感じでした(笑)。しかし、やり甲斐や意義を感じ始めてからは、業務に対して新たな価値を見出せるようになり、自ら機会を増やしていきました。今は新しいプロジェクトや新しい出会いに身を置きながら、自分を成長させていくことができるという点にとてもやり甲斐を感じています。
「正直ここがツライ!」というところは?
自分のモチベーションを自分で管理するのは当たり前の事なのですが、人のモチベーションに影響を与えていかなくてはならない仕事という部分でとても気を遣います。採用や研修においても、常に相手に自分が与える影響を考えながら関わるよう努めていますが、それが上手くいくこともあれば、いかないこともあります。相手の微妙な感情の変化を敏感に察知しながら、臨機応変に対応することが求められますので。
また、採用という仕事上どうしても人を評価しなければならないことですね。職種によっては応募者が私よりもずっと年配の方ということもあります。採用の業務を始めた頃は「人生でいうと大先輩の方々を、私みたいな若輩者が判定していいのだろうか」とストレスを感じた時期もありました。そういった経験から、今はどうしても採用の手前の段階にあたる人材育成の仕事に力が入ってしまいます。
ある意味「人を見るプロ」だと思いますが、普段人を見るときにどのような点に目がいきますか?
「自分を見る鏡をもっているか」という点です。自分とちゃんと向き合えているかどうか...。これは実際にあったことですが、いつも会社訪問に来られた学生さんがショールームに到着すると、受付スタッフから私宛に連絡があります。ある日、私は受付スタッフに「どんな感じの学生さん?」と聞いてみたところ、「ちょっと暗い感じの方です」という答えが返ってきまして。その後降りていって実際に会って話してみると、「やっぱり暗いな」と感じました。面談が始まり、その学生さんに自分自身について尋ねてみたところ、「自分は明るい性格です」と答えるんです(笑)。こういうことが本当によくあるんです。今の自分の課題を正しく把握した上で努力することが大切だと思います。
ストレス解消や気分転換には何をしますか?

今は子育てのため、睡眠時間が減ってしまい辛いという日もありますが、仕事に影響を与えないよう自分でコントロールするようにしています。今は未だ修行の段階ですが(笑)....。でもやっぱりストレスを解消してくれるのも子供で、今は1歳半になる息子と遊ぶことが一番のストレス解消法です。あとはお笑いが大好きなので、お笑い番組のDVDを見たり、身近な自然に触れて癒されています。

この職種に必要と思われる要素は?

営業本部に異動した当初、私の後任者の仕事ぶりをみて愕然としたことがありました。その方は、空き時間をとても有効に使いながら社員が働きやすい環境作りに努めたり、自ら新しい仕事を作り出したりと、同じ仕事をしているはずなのに全然違うことに気付かされました。与えられた仕事をこなすことや仕事が早くできるというのは「仕事ができる」のではなくて、そこに新たな方向性を見出しながら、クリエイティブに仕事を増やしていくことが本当の仕事だと感じます。ですので、そういった気持ちを持って仕事に臨むことが大切だと思います。

仕事のために普段から心掛けていることは?
何に対しても学ぶ姿勢を持つということです。やはり採用や研修という仕事は、ある意味他人の「人生の選択」に関わることですので、私自身が一人の人間としてどうあるかが影響してきます。経験値やスキルを高めることはもちろんですが、人との接し方や自分自身の感情のコントロ-ル、職業観の向上、視野を広げることなど、とにかく学ぶことが大事だと思っています。自分に必要だと感じた研修は積極的に受講し、異分野で活躍されている方と積極的に交流を持ち、日々自らを振り返る機会を持つように努めています。
あとは愛情をもって人に接することです。人として言葉を選んで接する、笑顔で接する、親切に接するなど、どれも単純なことです。採用担当という立場上、応募者に対してはどうしても立場が上になりがちですが、たとえどういう出会い方をしても、相手が誰であっても、尊敬する姿勢や共に問題を提起する姿勢を忘れないこと、とにかく人として愛情を持って接することを心掛けています。

今後の目標を教えて下さい。
今年は、これまでに無い5ヶ月という長期間での実践型インターンシップを計画しています。初めての試みということもあり、弊社にとっても良い学びの期間にできればいいなと楽しみにしています。また、今後は愛媛県内の大学生と海外の留学生がコラボレーションできるような機会を提供したいと思っています。若者に必要と言われる「ハングリー精神」の大切さは、決して言葉で説明して伝わるというものではありません。日本人の学生に比べ、海外からの留学生はとてもハングリー精神が旺盛で、学ぶことへの意欲が非常に高く、これまで私自身とても勉強させられてきました。双方がコミュニケ-ションを通じて、お互いに良い刺激を与え合うことができる、そんな機会を作るお手伝いができればと思います。今後も社会の一員として、多くの方と共に学び合える機会を大切にしていきたいです。
今の若者へ一言アドバイスをお願いします。
今すぐに具体的な人生の設計が描くことができなくても、「どんな自分でありたいか?」と自分に問いかけてみると答えはきっと心の中にあると思います。今どうすべきか、どう選択したらいいか、と考え込むのでなくて、自分自身の心と真摯に向き合うことで道は拓けてくるのではないでしょうか。 また、今の自分が存在していること、支えられていることへの感謝の気持ちを日々育んでいってほしいです。日々の中で、ともすると近くにあって当たり前と思いがちなことに心を傾けられること、それは社会の一員として成長していく上で最も大切なことだと思います。そのためにも、多くの感動体験を自ら積み重ねていって下さい。
カバンの中身を見せてください!
(写真左上から時計回りに)
●化粧ポーチ ●香水 ●キーチェーン ●愛読書『アシュリー』 ●スケジュール帳 ●携帯 ●デジカメ ●財布 ●カードケース

愛読書の『アシュリー』は、28歳の時に出会って以来、ふとした時に読みたくなる本です。アシュリーが人生を大切に生きていること、変えられないものにコントロールされないことなど、初めて読んだときは衝撃を受けました。インターンシップでも学生の皆さんにアシュリーのDVDを見ていただくのですが、とても響くようですね。